2009/05/10

キューバという国

こんな国はどこにもない。
社会主義国家なのに官僚的ではない、一党独裁なのに権力の腐敗がない、
アメリカにいじめられ続けてもめげない、貧しいのに明るい、苦しいのに希望に満ちている、、、

以上、
2009年2月8日の中日新聞サンデー版に載っていた記事です。

長らく、大国アメリカに振り回されてきたキューバ。
しかし、どんな状況にありながらも、餓死するものはいないという。
最低限の食料、教育、医療は国民ならだれでも無料で受けられ、
時には電化製品などの配給もあるらしい。

とはいっても、物は不足してるし、不自由なく暮らせるわけではない。
配給のパンも充分なものではなく、
たまに配られる電化製品もいつ壊れるか分からないようなシロモノらしい。

いまだに共産主義国家なので、すべてのものが国に属するということから、
土地や家も国から提供されていて、
また、一生懸命働いても給料が上がることはないという。

そうなると、「適当に働いて、楽しく遊んで暮らそ。」
ってことになっちゃうんでしょうかね。

或いは、そんな社会に、将来に夢も希望もなく、
抑圧されたエネルギーが反作用して表れているんでしょうか。

キューバ人の音楽は明るく、躍動感にあふれ、
その反面どことなく哀愁もただよってくる。それがまたいいんですよね。
キューバ音楽は世界に誇る一等級品!